皆さんこんにちは。やりすぎ税理士の西内です。今日は特に中小企業や個人事業主にとって非常に重要な「キャリアアップ助成金」についての情報をお届けします。最近、この助成金の内容が更新され、より使いやすくなっています。助成金の詳細から、活用のコツまで詳しく解説していきますので、最後までご覧ください。

詳しくは下記Youtubeの方で解説していますので御覧ください。
本記事ではYoutubeの内容の一部をまとめたものをお伝えします。

キャリアアップ助成金とは?

キャリアアップ助成金は、従業員を正社員に転換することを支援するための助成金です。特に、有期契約の労働者を正社員に転換する際に、企業に対して金銭的な援助が行われます。この助成金を活用することで、企業は人材の安定した確保と、従業員は雇用の安定を得ることが可能です。

助成金の条件と金額

  • 通常の正社員転換: 既存の有期契約労働者を正社員に転換する場合、最大80万円の助成が可能です。
  • 多様な正社員の転換: 勤務地限定や職務限定など特定の条件下での正社員への転換には、最大120万円(初回)の助成が適用されます。
  • 初めての申請: 助成金を初めて申請する事業所で、正社員転換の規定が新たに就業規則に設けられた場合、20万円が加算され、合計で100万円の助成を受けることができます。

成功のポイント

  1. キャリアアップ計画の策定: 助成金を受けるためには、キャリアアップ計画の提出が必須です。計画は事前にしっかりと策定し、申請前に就業規則の改定と合わせて進める必要があります。
  2. 就業規則の整備: 正社員転換のルールを就業規則に明記し、これを労働基準監督署に提出することで、助成金の対象となります。書類の不備がないよう、専門家のチェックを受けることをお勧めします。

注意点と挑戦

  • 審査の厳格化: 近年、助成金の審査が厳しくなっています。特に、過去に雇用調整助成金の予算が大きく消費された影響で、他の助成金への予算配分が厳しく見られるようになっています。
  • 正社員の定義: 正社員としての資格は、賞与や退職金の制度+昇給の機会があることが条件です。ただし、他の正社員や就業規則と異なる扱いをしてしまうと、助成金の対象外となるため注意が必要です。

結論

キャリアアップ助成金は、企業にとって有効な人材確保に関する助成手段であり、従業員にとっては雇用の安定化を図る大きなチャンスです。この助成金を活用することで、労働者のモチベーションの向上と企業の生産性の向上が期待できます。申請には多くの手続きと厳格な審査が伴いますが、しっかりと準備をしてチャレンジしてみる価値は大いにあります。
以上がキャリアアップ助成金の活用方法とそのポイントになります。この助成金を通じて、企業のさらなる発展を目指しましょう。

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