ユナイテッド・アドバイザーズ代表の西内です。
IT導入補助金2023の後期事務局での採択結果について発表されました。
詳しくは下記Youtubeの方で解説していますので御覧ください。
1. 概要
2023年もIT導入補助金が事業者に授与される年となりました。10月10日に後期事務局から初回の採択結果が公開され、事業者のIT投資への意欲が明らかにされました。具体的には、通常枠、セキュリティ対策推進枠、デジタル化基盤導入枠が設けられ、数々の申請が寄せられました。
2. 申請状況と採択結果
申請者は合計で4,561件。そのうち、3,663件が採択されました。採択率は高く、詳しく見ると枠ごとに異なる傾向が見られます。
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通常枠:76.51%の採択率。この数字はこれまでの平均を上回っており、多くの事業者がこの枠でも補助を受けることができます。
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セキュリティ対策推進枠:採択率は73%。申請件数が増加したものの、前回よりもわずかに採択率が低下しています。
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デジタル化基盤導入枠:81.72%の採択率。前回に比べてもこの数字は向上しており、非常に高い数字を記録しています。
3. どの枠が人気か
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デジタル化基盤導入枠:こちらは主にパソコンやタブレットの導入補助に関わる部分で、81.72%という高い採択率が示されました。
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通常枠:この枠は76.51%の採択率で、非常に多くの事業者が利用できる枠となっています。
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セキュリティ対策推進枠:申請数がそもそも非常に少なく、今回は73%と他の2つの枠に比べて採択率が低めです。
4. 各枠の特徴と利用のポイント
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通常枠は広く利用されており、多くの事業者が補助金を得ています。具体的な補助内容には、様々なIT機器やソフトウェアの導入が含まれます。
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セキュリティ対策推進枠では、セキュリティ強化に特化した補助が行われています。サイバーセキュリティお助け隊サービスの利用で、企業のデータ保護が強化され、ビジネスの安全性が向上します。
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デジタル化基盤導入枠では、インボイスへの対応に支援の重点が置かれています。例えば、会計ソフトや受発注決済のソフトなど、ビジネス効率化に寄与する多くのツールが補助対象となっています。なお、ECサイトの制作もこの枠で例外的に補助されています。
5. 各再申請の可能性
過去にIT導入補助金の採択を受けた事業者でも、交付決定から1年経過した場合、再度申請が可能です。このルールはあまり知られていないかもしれませんが、別のツールで申請することで再利用が認められます。各枠は同時申請も可能なので、デジタル化基盤導入類型と通常枠A類型を同時申請するという方も増えてきています。
6. 申請対象の幅広さ
デジタル化基盤導入類型では、会計ソフトや請求書発行ソフトだけでなく、ECサイトの導入にも利用できます。多様なITツールの導入が認められており、事業のデジタル化に幅広く活用することができます。通常枠ではソフトの選択幅が一気に広がりますので、一気にデジタル化を図りたい方は同時申請がオススメです。
7. サポート体制
当社経由で補助金を活用する場合、導入したITツールの使用に関する税理士や社会保険労務士によるサポートを受けられます。交付申請時に予算を含めておくことで、専門家によるサポートが最大75%まで補助され、ツールの効果的な利用をサポートします。
8. 申請方法
申請はIT導入支援事業者を通じて行われます。導入支援事業者を選び、アカウントを開設して申請を進める必要があります。事務局のページや、キーワード検索で導入支援事業者を見つけることができます。
6. セキュリティ
申請にはセキュリティが重要です。例えば、申請に必須なGビズIDプライムは操作履歴がIPアドレス付きで記録されており、なりすまし等の不正な操作を防ぐ体制が整得られています。必ずご自身か社内の方で操作いただくようお願いします。
申請に成功するためには、適切なIT導入支援事業者の選定と、正確な申請が必要です。また、導入後のサポートを最大限に活用し、事業の効率化と生産性向上を実現しましょう。
詳しくは下記Youtubeの方で解説していますので御覧ください。
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