こんにちは、ユナイテッドアドバイザーズのプロ!にっしーこと西内です。今回は、IT導入補助金を活用した経理業務の効率化について、実際の事例を交えてご紹介します。

詳しくは下記Youtubeの方で解説していますので御覧ください。
本記事ではYoutubeの内容の一部をまとめたものをお伝えします。

突然の人材離脱、経理業務の危機

ある中小企業では、経理担当者が突然の退職を決意。グループ会社3社の経理を1人で担当しており、彼の退職は業務に大きな影響を与えました。特に、有給消化を含めると、引き継ぎ期間はほぼないに等しい状況でした。

クラウド会計の導入、救世主となる

この危機的状況で救世主となったのが、既に導入されていたクラウド会計ソフトです。従来の1台のPCでしか行えなかった経理業務を、クラウドシステムによって他の従業員も参加できる分業体制へと変革しました。

1. 請求書の発行作業の簡素化

従来は紙ベースで行われていた請求書発行作業が、クラウド会計ソフトにより大幅に簡素化。元データに基づく再発行が容易になり、封入や切手代のコストも削減されました。

2. 振込業務の自動化

振込作業も、従来は手間のかかる多段階のプロセスが必要でしたが、クラウド会計ソフトの導入により一回の入力で完了。銀行とのAPI連携により、効率的かつミスの少ない作業が可能になりました。

3. 入金データの自動処理

銀行からの入金データをAPIで直接取得し、自動で仕訳処理。これにより、手動での入力ミスや時間の浪費が大幅に削減されました。

分業体制の構築と業務の効率化

このシステム導入により、経理業務は分業体制が可能に。各担当者が特定のタスクを担い、全体としての業務効率が飛躍的に向上しました。



IT導入補助金2024の概要と活用のポイント

この事例からも明らかなように、IT導入補助金は中小企業にとって大きなチャンスです。特に2024年度の補助金は、2月16日からスタートし、1ヶ月後に締め切りを迎えます。

インボイス対応ソフトの導入

今回の補助金では、インボイス制度に対応したソフトの導入が重視されています。これは経理業務のみならず、バックオフィス全体の効率化に繋がる重要なポイントです。

マネーフォワードクラウドビジネスの効果

例えば、マネーフォワードクラウドビジネスは、請求書の発行から給与計算、振込み業務に至るまで、幅広い機能を提供。これにより、業務効率化だけでなく、どこからでも業務が可能という柔軟性も実現しています。

事前準備の重要性

この補助金を活用するには、事前の準備が不可欠。特に1人で経理を担っているような状況では、リスクを軽減し、効率化を図るためにも、積極的なシステム導入が推奨されます。

業務フローの変革と効率化の必要性

IT導入補助金を利用することで、業務フローそのものを変革し、効率化を図ることが可能です。単に新しいソフトウェアを導入するだけでなく、業務プロセスを見直し、効率的な運用を目指すことが重要です。

建て替え精査の自動化

例えば、建て替え精査の自動化も、クラウド会計ソフトの効果の一つです。従業員はスマートフォンで領収書を撮影し、システムが自動で給与計算に組み込むことにより、手間と時間を大幅に削減しました。

マニュアル化とチェックリストの整備

業務の正確性と効率性を保つためには、マニュアル化とチェックリストの整備が不可欠です。これにより、新しい担当者も迅速かつ正確に業務を習得し、業務の継続性を保つことができます。

残業の削減と業務の透明化

効率化された業務プロセスは、残業の削減にも寄与します。特に紙ベースの作業が多かった企業では、デジタル化により業務時間の短縮と透明性の向上が実現しました。


まとめ:IT導入補助金の活用で未来を切り開く

IT導入補助金2024は、中小企業にとって大きな機会です。この補助金を活用して、経理業務をはじめとするバックオフィスの業務をデジタル化し、効率化することで、企業の将来性を高めることができます。

補助金の申請は早めに

補助金の申請は早めに行うことが肝心です。申請期間は短く、多くの企業が競合するため、準備と計画をしっかりと行い、早期に申請を完了させましょう。

まとめとして

この記事を通じて、IT導入補助金の利点と、効率的な業務プロセスの構築方法について理解していただければ幸いです。
本日は、このような内容でした。何かご質問があれば、コメント欄でお気軽にお問い合わせください。チャンネル登録やいいね、コメントをお待ちしています。

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